現在、ラビットのエンジンはかかるようになっていて、YouTubeのほうではその模様をアップしているんですが、ブログのほうでは特に投稿していなかったので今回はコンデンサー交換の記事を書いていきます。
コンデンサーを交換しようと思ったのは、エンジンの圧縮も問題ないし、キャブレターを何回もオーバーホールしているのにエンジンがかからない状況でした。その状態から、点火系に何か不具合があるのではないかと考えたからです。
ただ、プラグの点火タイミングもタイミングライトで確認しても問題ないし、プラグに火花も飛んでいたので、点火系のトラブルだとしたらプラグの火花が弱いということを疑いました。
ですが、私自身どの程度ならプラグの火花が弱いのか判断がつかないので、プラグの火花が弱い原因としてはコンデンサーが怪しいので今回交換することにしました(‘ω’)
ラビットはポイント点火と言われる方式でプラグに火花を飛ばしているんですが、その機構の中に一時的に電気を溜めておくコンデンサーという部品があります。
このコンデンサーが壊れると一時的に電気を溜めることができなくなり、その影響でプラグへ点火するための電気が少なくなり、エンジン不調の原因にもなります。
コンデンサーの不良を確認するためのテスターもあるようですが、価格を調べてみると新品のコンデンサー本体より値段が高いので最終的にコンデンサーを新品交換することにしました。
▼今回交換したコンデンサー
また、コンデンサーはラビット用ではなくハーレー用なんですが、ネットを見るとハーレー用でも問題なく使えるようですので今回はハーレー用を使っています。
コンデンサーの取外し
コンデンサーは下画像の赤丸の部分(ナットとマイナスねじ)を取り外せばとれると思いきや、左側の赤丸にコンデンサーとつながっている線があるんですが、その線の端子が引っかかって取り外すことができなかったため、端子をカットして取り外しました( ;∀;)
▼左側の赤丸部分は5.5ミリのナットで留まっているので、このためにソケットとスパナを購入しましたw
コンデンサー取付け
古いコンデンサーが取り外せたら先ほどカットして外した端子を新しいコンデンサーに取り付けます。
元々ついていた端子はカシメて尚且つはんだ付けされていたので、はんだをいったん溶かしてから新しいコンデンサーに取り付け、再度はんだ付けします。
ここで注意してほしいのが、コンデンサーの線をしっかりとダイナモに配線してから端子を取り付けるようにすることです。
なぜなら、端子が邪魔してコンデンサーが取り外せなかったのに、配線をしていない状態で端子を取り付けると配線ができず、再度端子を取り外してつける羽目になりますwww
作業に集中しているとあるあるかもしれませんが、もし同様の作業をする方は気をつけてください(笑)
▼こてではんだを溶かして、新しいコンデンサーに端子を取り付ける。
配線をして問題なければ線へ端子を取り付けて、ダイナモ側にナットで留めます。
▼ナットが小さいので紛失に注意!
ダイナモの取付け
上記までの作業が完了したらエンジンにダイナモを取り付けるんですが、ここで問題が発生( ;∀;)
ダイナモを取り付けてフィンを取り付けようとしてもどうしてもフィンが取り付けられないので、いろいろ確認してみるとダイナモが正しく取り付けられおらず、いったん取り外して再度取り付けることに。
原因は単純にダイナモが奥まで入っていなかったようで、再度取り付けなおしてフィンをあてがうとフィンも問題なく組み付けることができましたw
▼赤矢印のブラシの部分がコミテーターから飛び出しているのがわかると思いますが、この状態だとまだダイナモが奥まで入っていないので、フィンを取り付けられません。
▼下画像の赤矢印のようにブラシがコミテーターより引っ込んだ状態まで押し込むと、フィンを取り付けられます。
▼ダイナモが奥まで入ったら忘れずに赤丸部分の3本のビスを締めます。
▼フィンを取り付ける前に忘れずにウッドラフキーを溝に入れておきましょう!
▼そしたらフィンを自作の専用工具で固定して、トルクレンチで規定トルク(2.6~2.8kgf・m/25.5~27.46N・m)で締め付けて交換作業自体は完了です。
おわりに
コンデンサーを交換した後も正直エンジンはすぐかからなかったんですが、キャブやらなんやらをいじって何とかかかるようにはなったので結果オーライということになりましたw
コンデンサーを交換するためにはフィンを取り外すために専用工具が必要だったりしますが、もしそれを持っている方ならコンデンサー自体が安い部品なので、新品交換するのもありだと思います(^^)/
それでは以上、コンデンサー交換でした!
▼ちなみに以下の動画でコンデンサを交換しています。
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