前回、エンジンへトルコンの取り付けが完了したので、トルコンオイルを入れていきます。
と言いつつラビットにトルコンオイルを入れるのは初めてですので、備忘的に書いていきます(笑)
今回の作業は現代のバイクどころか昔のバイクであってもトルコンを使っている二輪というものがほとんどないと思うので、ある意味ラビットだけの特殊な作業というのが面白いところですねー(^^)
やってみて難しい感じはなかったので、ラビットのオーナーさんでやったことが無い方は試してみるのもいいと思います(愛着が一層湧くと思いますのでお勧めです(笑))
ということで作業始め！
作業手順
作業としてはトルコンオイルを入れるだけなんですが、トルコンからエアを抜く必要があるのでここをミスらなければいいのかなと思います。
作業手順は
1.トルコンのドレンボルトを一本外す
2.トルコンのタンクにトルコンオイルを入れる
3.タンクのオイルが少なくなったらオイルを継ぎ足す(2と3を数回繰り返す)
4.ドレンボルトからトルコンが溢れてきたらエアを抜く
5.エアが抜けきったらタンクのHの部分までトルコンオイルを入れて終了
という感じです。
オイルがドレンの口から溢れてくる際に地面に垂れるので、作業をする際は地面に垂れていもいいようにトルコンの下にオイルを受ける容器を置いていたほうが良いと思います。
ドレンボルトを外す
トルコン本体にはドレンボルトが2本ついていますが、1本だけを外します。
この時外したドレンボルトの口がトルコンの上になるようにします。
▼写真のように外したドレンボルトの口がてっぺんに来るようにする。
オイルを入れる
ドレンボルトを外したらタンクのほうにトルコンオイルを入れていきます。
オイルは当然純正品なんてないので、私の場合はトヨタ用のATフルードを入れました。(一応ラビットに入れている人もいるようです。)
▼これを入れました。フタが開いているのはトルコンを組立てるときにこのオイルを使ったためです。
入れやすいようにジョウゴを使って入れます。
オイルはタンクいっぱいまで入れて、そのまま待っているとトルコン本体にオイルが補充されていくのでそれを待ちます。
オイルが減ってきたら再度タンクいっぱいまでオイル入れて減ってきたら様子を見ながらオイルを継ぎ足していきます。
▼タンクいっぱいまでオイルを入れてひたすら待つ
▼オイルが減ってくるので継ぎ足す
継ぎ足してからしばらく待つとトルコンのドレンの口からオイルが溢れてくるので、それまで待ちます。
エア抜き
トルコンのドレンの口からオイルが溢れてきたらトルコンのエア抜きをします。
方法としては溢れてきたドレンの口を手で押さえて、トルコン本体を右と左に交互に45度ぐらい傾けます。
そしてドレンの口を一番上にして少し待つとオイルが溢れてくるので、再度同じ作業を行います。
▼オイルが溢れてきたらドレンの口を押えて左右に45度ほど回転させる
▼エアが抜けてオイルが補充されるので、再度オイルが溢れてきたら上の作業を行う。
タンクのオイルがある程度入っている状態でやらないと、エアが抜けない可能性もあるのでタンクのオイル残量を確認しながらやりましょう。(ドレンの口は手袋をして指で押さえたほうが良いかもですw)
タンクにオイルを補充する
トルコン本体からエアが抜けきったらドレンボルトを閉めて、タンクの「H」のところまでオイルを補充します。
オイルが溢れるのは避けられないので、トルコンがオイルで汚れますw
▼ドレンを閉めたらタンクの残量を確認してオイルをHのところまで補充する
私の場合は運よく?ドレンを閉めてタンクを確認したらHのところまでオイルが入っている状態だったので、補充する必要がありませんでした(笑)
ただ、溢れたオイルが垂れるので、先にも書いた通り地面に溢れたオイルを受ける容器を置いたほうが良いと思います。
以上がトルコンへオイルを入れる手順になります。
今回はトルコンに全くオイルが入っていない状態でオイルを入れたので関係ないですが、オイルを補充する際は違う銘柄のオイルを入れることは厳禁のようなので、入っているオイルを完全に抜いてから新しいオイルを入れてください。
まあ、私の場合はエンジンのシール類は全部変えているんで当分オイルを補充することはないと思い込んでいますがw、もし補充する際は違う銘柄は入れないようにします。
ということでトルコンのオイル入れは完了です。
それでは！
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